新しいことを始める人へオススメ【絵は人生の足跡になる】

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何か新しいことを始めたいという人に私は絵を描くことをお勧めします。

私は油絵を描いているので、できれば油絵に挑戦してほしいなと思っています。

しかし自分が挑戦してみたい技法を選ぶことが一番なので

自分が感心のあるもの、これなら出来そうと感じられる技法から選んでみてください。

新しいことを始めるメリット

なぜ新しいことを始めたいと思うのでしょうか?

 

  • 今の状況から新しい事に挑戦して自分を変えたい
  • 今よりもっと自分のスキルを向上させたい
  • 新しい仲間たちに出会いたい

それらの思いは現在の自分より

さらに良い人生を送りたいという気持ちに

繋がっているからだと思います。

 

何かに挑戦するということは

有意義な時間を体感するということでもあります。

 

新しい自分の能力を育てる

そんなきっかけになります。

 

 

絵は下手だから嫌い!やりたくない!本当にそう?

絵が下手だから描きたくない

人に見せるのは恥ずかしい

そう思っている人は多いと思います。

 

しかし絵は練習すれば成長する分野です。

 

これまで学校の授業で小学校から中学校まで

図工や美術の授業を体験してきたかと思います。

 

大勢のクラスの中でみんなと一緒に絵を描くこと

作ったものを他の人に見られることで

比較されること

評価されること

そこから苦手意識が生まれてきたかもしれません。

 

私も大学1年生の時、

同じクラスの人たちが自分にはない価値観で

絵を描いているようで自分の描いている絵が

 

とてもつまらないものなのではないのか

下手なのではないのか

と悩みました。

 

私は美大でしたが

彼らと同じ教室で絵を描くことができず自宅で制作をしていました。

 

それまで楽しかった美術の授業がとても苦痛に感じました。

 

しかし心の持ちようが変わったことで

他者と比べることの無意味さに気づき自分の作品に自信ができました。

 

  • 評価や成績にこだわらず自分の描きたいものを描けばいい
  • 何をもってして「上手」というのか
  • みんなのことを上手いと思っていたけれどそもそも本当に上手いのか
  • 「上手い」という概念ほど美術の世界では当てにならないものではないか

ということを考えた時に自分の中の不安を払拭することができました。

 

絵を描くということは本来とても自由なことです。

決して人に評価されるためだけに描くことが全てではありません。

 

描きたいものを描く

自分の追い求めたいものを表現する。

 

そこに絵画の素晴らしさはあると私は考えています。

 

 

絵は練習すれば上手になるものです。

よく才能やセンスがなければ出来ないものだと

考える人は多いですがそんなことはないと思っています。

 

もちろん

  • 美術史に残るような芸術家になりたい
  • ダヴィンチのような存在になりたい

と思っている方には確かに才能は必要になると思います。

 

しかし、

  • 美大受験に合格するようなデッサン力
  • デザイン系の仕事に就職するデザイン力

これらの力は十分努力で身につくものです。

 

 

美術のセンスというものは勉強と同じです。

 

様々な作品や色彩を見て分析し

デザインの引き出しを増やしていくことで

センスは磨かれてゆくものです。

 

決して生まれ持った能力だけで絵を描くわけではありません。

 

数学も公式という引き出しを勉強して

増やしていくことで解ける問題が増えていきますよね。

 

学生の頃は絵を描いていた人も大人になると

絵を描く機会がないと思います。

そこで絵の成長が止まって自分は絵が下手なのだと

思い込んでいるだけだと私は思います。

 

絵を描く力は磨けば光ります。

 

英語数学と同じです。

苦手だからといって勉強しなければできるようにはなりません。

 

正しくない公式を当てはめて計算し続けても

間違えていることに気づくまで問題は解けません。

 

闇雲に描くだけでなく正しい練習方法

描くことで効率よく上達していきます。

 

美術の授業はサボろうと思えばいくらでも

サボれる授業だったかもしれません。

 

正解が無い故に手を抜くことが出来てしまう科目です。

 

しかし絵を描く力というのは

得手不得手は人それぞれですが

描くことを勉強した者だけが手にする能力でもあります。

 

 

 

新しいく絵を始めるオススメの5つの理由

私が絵を描くことをオススメする5つの理由をご紹介します。

 

①作品という形で残る

自分が努力した形が残るというのは

何かを一生懸命頑張る上でとても重要なことです。

 

  • 自分はこの期間で何枚の作品を描いた
  • どんな大きさの作品を作った

そのようなことを後から振り返ることができます。

 

作品のクオリティを過去現在で比較することで

自分の成長を知ることができます。

 

結果が形になって残るというのは更なる向上心を高める上でもとても大切な要素です。

 

②集中力を高めることができる

絵を真剣に描くということは自然と何時間も

絵を描き続けるということでもあります。

 

なかなかうまく描けなくても

何度も何度も描き直すことでいつのまにか

時間が経っていたという経験をすると思います。

 

大人になると昔より体力も集中力も落ちたと

感じる人がいると思いますが

自分が本当にけやりたいことを見つた時

やりたいことに真剣に向き合っている時の集中力は

自分が思っている以上に発揮することができて驚くと思います。

 

③思考がまとまる

絵を描くということは

実は絵の内容だけをひたすら考えているのではありません。

 

絵を描く過程では腕を動かしながら

頭の中では全く別のことを考えていたりするものです。

 

絵を描く時間は

普段の生活の中で気になっていることや

仕事に関する悩みなど自分の悩みに向き合う時間でもあります。

 

自分の思考を整えるのです 。

 

自分自身を振り返り

自分は何が好きか

なぜ好きなのか

 

様々なことを考える時間になります。

 

④人との繋がりが増える

絵を描いていき作品が出来上がってくると

展覧会に出品したいと思ったり

他の人の作品を見るために

ギャラリーに足を運んだりすると思います。

 

そうした中で人との繋がりが広がり

普段の生活では出会わないジャンルの仕事をしている人達と美術を通して出会うこともできます。

 

これは私の私見ですが

絵を描く人は純粋な人が多いと思います。

穏やかな人が多いので特に

インドア派の人にとっては心地よいコミュニケーションが取れると思います。

 

⑤成功体験と達成感

一枚の絵を最後まで描ききることで達成感を得ることができます。

 

苦労して出来上がった一枚を見たときはとても清々しい気持ちになると思います。

 

最後までやりきった

やりきることができた

という成功体験を重ねることができます。

 

美術の世界に絶対の正解はありません。

 

しかし一枚の紙の上には

描き終わるというゴールのタイミングがあります。

 

自分にとって下手だなぁ

と思う絵でも他の人から見ると

とても魅力的に見えるものです。

 

自分の固定観念にとらわれず

失敗を積み重ねるくらいの大らかな気持ちで完成を目指しましょう。

 

 

何から始めたらいい?

絵を描くのは最初の一歩が面倒だと大変だと感じると思います。

道具を持っていない

準備が大変

お金が掛かる

そう思うかもしれません。

 

もちろん絵の具を揃えたり

筆を買ったりするのはハードルが高いかもしれません。

 

そんな人は、まずは家にある紙とペンを使って

「もし絵を描き始めるならどんな絵を描こうかな」

コピー用紙にイメージを描くところから始めてみるのもいいと思います。

 

描きたい気持ちが高まったら道具を揃えましょう。

 

 

絵の具を使って描きたいという人は

手元にある昔の絵の具を使うところから始めてみてもいいと思います。

 

絵を描くことが楽しいと思えるようになったら新しい画材を買いに行ってみましょう。

 

 

もちろん初めに画材を買いに行くのもおすすめです。

新品の画材は心がワクワクします。

画材屋さんに行ってたくさんの種類の中から絵の具を選ぶときは本当に楽しいです。

 

道具は本格的に始める前は少量の筆や絵の具で十分始められます。

上手に道具を揃えれば1万円以下で油絵も始めることが可能です。

 

 

  • いつか絵を描きたいなぁと思いながら旅行先でスマホを使って写真を撮る
  • 普段の生活の中で美しいなと思うものを気にかけておく

これらも絵を描く上でとても重要なことになります。

 

なぜなら絵を描きたいと思う人でも

何を描いていいかわからない

描きたいものがない

悩む人は多いからです。

 

このモチーフはとても素敵だなと思った時や、

魅力的な風景に出会った時の感情

メモしておくと制作時の参考になります。

 

 

 

ちなみに私が絵を描くなら油絵を!とお勧めする理由の一つですが、

油絵は乾くのに時間がかかりますが

乾けば上から描き直しができるという点です。

 

途中まで描いたけれど失敗してしまったから

また新しい紙でやり直しということや

 

失敗したまま気に入らない状態

完成まで続けなければならないということもないです。

 

上から塗り重ねることができるという点ではアクリル絵の具も油絵と同じですが

油絵の具はアクリル絵の具以上に

こってりしているので上から塗り重ねる度に

キャンバスに厚みが増していきます。

 

その絵の具の重なりから作品の重厚さが生まれてきます。

それが油絵のいいところです。

 

やり直した過程も作品の魅力を深める一つの要因になります。

成功も失敗も積み上げたものが形として残ることが油絵の良いところだと私は感じています。

 

 

まとめ

 

今回は何か新しいことを始めるならと言う内容で考えてみました。

美術の授業以外では絵に馴染みがないという人も多いかと思います。

 

しかし絵画は長い人生の中で何年も付き合っていける趣味になり得ます。

美術の歴史は長く、踏み込めば踏み込むほど新しい発見があります。

画材も拘れば拘るほど探求できます。 決して飽きることのない分野です。

 

自分の手で何かを生み出すというのはとても楽しいことです。

作品という形で自分の頑張った形が残ってくれるのは本当にやりがいがあります。

まさに人生の足跡となってくれます。

 

皆さんも是非楽しんでください。

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