
お知らせが遅くなりましたが、3月31日付で職場を退職致しました。
美大で副手として働かせていただきましたが、季節ごとに様々な行事があり、学内の四季折々の植物は作品のモチーフとしても良い環境でした。
春には桜、徐々に葉が茂ってきて、
梅雨の時期はシャッターチャンスの連続でした。
夏は空が広くて入道雲が綺麗に見えて、
秋は銀杏の黄色い絨毯。
冬は雪が積もって、池に氷が張る。
美しい日々だったなと思います。
何より、専門外の分野から受ける刺激は自分の考えを広げてくれました。
私は油絵を描いていますが、絵画というか平面にこだわっていました。
しかし素材や、細かい構成を見ていくと私が使っているキャンバスも経糸と緯糸の組み合わせで出来ていて、1枚の布もただの平面ではなく立体のものだと感じられるようになりました。
表面がザラザラしているということは細かい凹凸があるということで、それまで面で捉えていた物を立体として捉えることが出来ました。
これまでは表面的な表現を追求をしてきましたが平面とは何か、立体とは何かを考えるきっかけになりました。
仕事としても作家としても多くを学び、本当に楽しく過ごさせていただきました。
こちらは謝恩会で卒業生からいただきました。
こちらは歓送迎会で研究室から。
先のことは不安もありますが、
やってみたいことが沢山できたのでこれからの1年は作りたい作品を思いっきり作る時間にしたいと思います。