京都のご意見と油絵の具の塗り方

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京都では毎日、清々しいお天気で少し肌寒いですが快晴が続いています。

昨日の毎日新聞にも4人の名前入りで載りました。
新聞を見て来てくださる方もいらっしゃいます。

とっても嬉しいです!
会場ではたくさんの方々とお話しさせていただいておりますが、他の会場とは少し違ったご感想を頂きました。
ある作品に対して「上品」と形容していただき、とても京都らしい感想だなと思い、感動しました。
作品は
「禊」(みそぎ)
という作品ですが夜の水面に浮かべたカーネーションを描いたもので
油絵の具で水彩タッチに花を描きました。
薄塗りの作品で他の作品に比べると絵の具の厚みからくるインパクトは無いのですが
無駄なタッチの無い、サラッとした表面が特徴です。
普段の私の作品はオーソドックスな油絵のイメージにある
こってりとした絵の具の盛り上がりは無いのですが
仕上がりまで3層以上、絵の具を重ねて色や画面の表面の質感を出しています。
同じ花の絵を3回重ねて描いていると思うと分かりやすいと思います。
最初の1層目はぶ厚く塗り、
完全に乾燥させてから2層目の色を乗せていきますが
3層目からは半生の状態で色を乗せていきます。
キャンバスの上に乗る絵の具の厚さが色の強さに影響してくるので
白っぽい部分も色を塗っていない様に感じるかも知れませんが同じ様に何度も絵の具を重ねています。
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