絵を描く際に役立つ100円ショップで手に入る道具を紹介します。
今回の道具はこちらです。
「発泡スチロールブロック」
形状はコンクリートのブロックと同じような形ですが
発泡スチロール素材なので軽いのが特徴です。
大きさも本物に近く
大きな違いは素材による重さと強度です。
私はこれを愛用しています。
もくじ
耐久性の注意点
とても便利な
発泡スチロール素材のブロックですが
素材が発泡スチロールのため
耐久性には注意が必要です。
上に物を置くなどの場合は
ある程度の重さには対応できますが
上に人が乗るなど踏み台にすると
ブロックの一部分に力がかかり
割れてしまう可能性があります。
特にブロックの中が
空洞になっているタイプの
発泡スチロールブロックには乗らないようにしてください。
ぶつけたり、何度も使用していると
ブロックの角が丸くなったり欠けたりします。
重い物を乗せると凹んだりもします。
発泡スチロールなので高温にも弱いです。
日常の気温では問題はありませんが
火の近くなどで使用したり
高温のものを上に乗せると素材が変形する恐れがあります。
みんなはどんな風に使っているの?
私は絵を描くために使用していますが
他の皆さんは様々な場面で使用しているようです。
このブロックはDIYに使われています。
ブロックの上に板を置き
棚として使用することができます。
ブロックと板の組み合わせで積み上げることで棚にすることができるのです。
本棚や玄関の靴置きに使えます。
熱には弱いのでキッチンで使うときは注意してください。
軽くて簡単に加工もできるので女性でも
手軽に扱うことができます。
絵を描くときの使い方
絵を描くときはキャンバスの下にブロックを置きます 。
公募展に出品するような
100号や50号の大きなキャンバスで絵を描く人は
壁にキャンバスを立て掛けて
その下にブロックを置きます。
床からキャンバスを浮かせておくことができるので
画面の下部分を描く時に便利です 。
複数のブロックを重ねることで高さを調節できます。
あまり積み上げすぎると
バランスを崩すので注意してください。
ブロックの向きを変えて置くことで
少し高さを変更することができます。
やや不安定になるので絵を描く際は注意してください。
大きな絵を描きたいけれどイーゼルが無い場合
私は美大生時代に大きな作品を制作する際
大学にあったコンクリートブロックを
キャンバスの下に置いて
壁に立てかけながら制作をしていました。
卒業後、自宅で制作する時に
大きなキャンバスに描こうとすると
イーゼルに立てかけるのでは不安定で
その上、
部屋のスペースに対して作品が大きすぎるので
イーゼルに掛けてしまうと
部屋のスペースを
有効活用できなくなってしまうのが悩みでした。
イーゼルは高さを自由に変えられることが利点ですが
大きな作品を制作するには
それに見合ったイーゼルを
使用しなければ安定感がありませんでした。
自宅で複数のイーゼルの使用や
改めて大きなイーゼルを買い直すのは
お金も場所もかかるので別の方法を探していました。
そこで大きな作品を
立てかけるスペースを確保して
壁際で制作するようになりました。
初めはキャンバスを吊下げて
絵を描いていましたが
大きなキャンバスは重さも重く
絵を描くたびに
必要な高さに調節する事が大変でした。
そこで、大学時代にコンクリートブロックを下に置いて高さを出していたことを思い出し
下に置くためのブロックを探しました。
本物のブロックでは
自宅で使うには重すぎて危ないので
似たようなものが無いか探していました。
初めはホームセンターで探していましたが
100円ショップで似たような商品を発見しました。
それ以来、100号の絵を描く際にキャンバスの下に
左右に設置しています。
高さを変えるときは
左右二つずつ重ねて使用しています。
大きいタイプのブロックは
カッターで切って重ねて置いています。
小さい絵を机の上で描く場合
小さいキャンバスに絵を描く場合は
イーゼルを使用する人もいると思いますが
イーゼルを購入すると
場所もとるので
手軽に絵を描き始めたい人は
購入をためらうかと思います。
小さい絵であれば机の上で描く人も多いと思います。
机で絵を描く場合も
キャンバスが斜めに傾いていた方が制作しやすいと思います。
ブロックを机の上に置いて
キャンバスを立てかけるように使用すると絵が描きやすいです。
日本画や水彩画など水を多く使う絵では
斜めに立てかけることはできませんが
油絵の具や
アクリル絵の具で
描く人にはおすすめです。
絵を乾かす時の使い方
小さい木の板に描いた作品を乾かす際にも使用しています。
小さいサイズは机で描くことが多いですが
手に持って作業することもあります 。
特に油絵は乾くのに時間がかかるので
手に持った状態で絵が完成しても
絵の具が乾いていないまま作品を置かなければなりません。
側面に色をつけることもあるので
その場合より一層汚れる心配があります。
小さい板に絵を描くと
完全に乾く前の状態では手で持ち 上げる際にも汚れてしまいかねません。
絵の具を塗った後は手や床が汚れないように
ブロックから手に持った部分が
少しはみ出すように置いてあげると
絵が乾く前でも持ち上げやすくなります。
どこで購入することができる?
100円ショップならダイソーやセリアで手に入ります。
ダイソーとセリアでは
販売している商品が違うので
お好きな方を購入してください。
ダイソー
私のおすすめはダイソーで購入することです。
ダイソーでは100円の小さいブロックに加えて
200円の大きいサイズのブロックも販売しています。
購入時期によって微妙に商品のバージョンが変わっているので注意してください 。
小さいサイズはベビーブロックや
ミニブロックの名称で販売しています。
材質:発泡ポリスチレン
他にもミニブロックより少し小さいサイズで
レンガという商品もあります。
コンクリートブロックのように
穴が空いていたり
側面に凹みのない四角い形状です。
材質:発泡ポリスチレン
小さいサイズは机の上に置いて使用する際にちょうどよく
大きいサイズのブロックは
床に置いて大きなキャンバスに
絵を描く時に適していると思います。
私は大きいサイズはカッターで半分に切って使用しています。
半分に切ることでひとつのブロックで倍の高さに積み上げることができます。
材質:発泡ポリスチレン
以前のダイソーのブロックは
カラフルなものばかりでしたが
最近は茶色や黒、グレー、白などモノトーンな物も揃っています。
セリア
セリアにはダイソーのミニブロックより
少し小さいサイズのミニブロックがあります。
色は茶色、白、黒、グレーのみでカラフルな色は私が行った店舗では販売していませんでした。
材質:発泡ポリスチレン
セリアでは
発泡スチロール素材ではないタイプのブロックも
同じ売り場で販売していました。
材質:EVA
ミニブロックと違ってやや弾力があります。
力を入れて押すとへこみます。
重さも70gほどで軽いです。
印象としてはプールなどで使う
ビート板のような質感に感じました。
(スポンジブロックは水遊び玩具ではありません。
プールや浴槽では使用しないでください。)
色は青とピンクのみでした。
どこに置いてあるの?
ダイソーのブロックは
絵の具や画用紙などを置いている工作コーナーに
セリアではDIY、園芸コーナーに置いていることが多いです。
まとめ
私は大きい作品でも小さい作品でも活用しています。
イーゼルを使用しない状況でとても役に立っています。
特に100号の絵を描く際は部屋の床に直接絵を置かなくて済むので ホコリも付きにくくなりました。
あると意外に便利な道具なのでぜひ活用してみてください。